嘔吐による体重減少で生後1週間でNICUに入院した赤ちゃん。
4日間NICUで過ごした後、小児科の病室(個室)で母親の私と一緒に1泊して退院となりました。
→ 嘔吐と体重減少で赤ちゃんが再びNICUに入院した話(その1)はこちら
元気になった赤ちゃん
赤ちゃんの体重の変化
生まれた時の体重は2670gだったのに生後7日目で2466gまで減りました。
その後、NICU退院時の生後13日目には2580gまで戻りました。
赤ちゃんが吐かなくなった
産婦人科に入院していた時は毎回母乳を飲ませる前後に赤ちゃんの体重を測り、飲んだ母乳量をチェックしていました。 そして助産師さんに言われている「生後日数から出した1回で飲ませないといけない量」から「飲んだ母乳量」を引いた量をミルクで補っていました。
NICUに入院してからは看護師さんが「生後日数から出した1回で飲ませないといけない量」を無視して、赤ちゃんに合った量を飲ませてくれたので赤ちゃんは吐かなくなりました。
この子は足りなかったら自分でアピールできるので。
いろんな人からいろんなことを言われて大変だと思いますけど。笑
小児科の先生の言葉にかなり救われました。
この先生はかなり母親の味方で、「初乳さえ飲ませておけば、ミルクでも問題ない。完全母乳だと頻回授乳になって大変。母親のストレスにならない方法でOK」とか「ストレスがたまるから完璧を目指さないで!」など、心が軽くなる言葉をたくさんかけてくれました。
本当に良い先生でした。
なんで手厚い対応をしてくれたのか分かった!
最後の日に看護師さんに「看護計画」が書かれた紙を渡されました。
それを見て唖然!
【問題点】 嘔吐による脱水、電解質のアンバランス・不適切な栄養状態となる可能性
【目標】 適切な水分・栄養補給を受けることができる
嘔吐しない
うん、これは分かります。
赤ちゃんは嘔吐が激しくて入院したんですから。
でも、その下にもう1つ!
【問題点】 親子(乳児)間愛着障害リスク状態
【目標】 愛着行動(抱きしめる・微笑みかける・話しかける・視線を合わせる)がみられるようになる
乳児のケアに参加したいと申し出る
乳児に対する肯定的な感情を言葉で表現できる
【EP】心配や気になることは何でも話すように説明する
育児指導を行う
スキンシップの重要性を説明する
私達は愛着障害リスク状態だったのか!
なので、看護士さんもマンツーマンでがっつり沐浴や授乳の指導をしてくれたし、先生も母親に優しい声掛けをしてくれたんですね。
でも、なんでこういう診断がされたのか心当たりがあります。
私が産婦人科を退院する直前に受けたメンタルチェックです。
「することがたくさんあって大変だった」や「悲しくなったり、惨めになったりした」などの質問があるのですが、正直に「たいていそうだった」にチェックを入れたのです。
特に初めての育児の人は。
赤ちゃんがNICUを退院する前にももう一度同じテストを受けさせられけど、もちろん今度はすべての質問に「いいえ、全くそうではなかった」にチェックを入れました。
だって赤ちゃんと一緒に早くおうちに帰りたかったから。
退院後は赤ちゃんも私も元気です
赤ちゃんが自宅を気に入ってくれるか不安でしたが、心配不要でした。
泣きもせずドッカトット(子宮の中を再現したベッド)の中で気持ちよさそうに寝てくれます。
産婦人科に入院中は孤独感でいっぱいでしたが、自宅に帰ってからは夫と相談しながら育児ができるので精神的にすごく楽になりました。
高額の請求が来た!
赤ちゃんが退院したのが日曜日だったため会計ができず、後日請求書が送られてきました。
手厚い対応をしてくださったので、覚悟はしていたものの、金額を見て目玉が飛び出ました!
49万7,170円!
出生時に一過性多呼吸でNICUに入院した5日間と嘔吐で入院した5日間の合計10日間にかかった費用です。
でも、赤ちゃんの保険証を窓口で提出したら13万5,500円になりました。
そして、町田市は申請が通ったら子供の医療費はただになるので、食事療養費(ミルク代)の2万2,360円と個室料金の1万1,000円以外はキャッシュバックされるはず。
心よりお礼を申し上げます。